ジェイ・アール北海道バス株式会社様 乗務員編

CASE

10

ジェイ・アール北海道バス株式会社様 乗務員編

苦心の末に作り上げた、理想のユニフォーム

JR北海道バス女性乗務員誕生10周年を期に
納得のいく制服づくりを企画

10年前にジェイ・アール北海道バスでは、会社初となる女性乗務員が誕生しました。その時から制服をリニューアルするまで女性乗務員は、一昔前のおじさんが着ていたダブルのスーツのようなデザインの制服を着用していました(笑)。
その制服はデザインの古さもさることながら、長時間運転する乗務員にとっては動きにくいものでした。そこで女性乗務員誕生10周年を期に、会社に新しい制服デザインの要望書を提出したのがリニューアルの経緯です。

当時の要望書。内容やイメージを細かく記入しています。

ハンドルの取り回しを動きやすくするため、背中に大きく開くタックを取り入れています。

女性乗務員らしさと動きやすさを
目指すため、調べは入念に

制服は一度リニューアルすると、また次に新しくなるまでに時間がかかります。なので妥協はしたくありませんでした。そこで、女性乗務員が中心となりデザイン素案をまとめていきました。同僚からのヒアリングや他業種の制服などを自分たちなりに調査し、イメージのラフスケッチを描いて理想の制服を作り上げていきました。 また機能面でも動きやすくするために背中にタックを入れたり収納を多くするなど工夫を凝らしつつ女性らしさを取り入れたデザインに。そして帽子は警察官や自衛官を参考にしながら、被りやすさと信頼感のあるデザインを目指しました。

1日の大半を過ごす制服だからこそ
妥協は許したくありませんでした

イメージワークさんと打ち合わせや採寸を重ね、いよいよ完成!のはずでしたが、実際に袖を通してみると丈が短かったり、肩幅が窮屈だったりと着る人によってサイズがまちまちだったんです。仕事の大半を制服で過ごす乗務員にとってこれは致命的。イメージワークさんには申し訳なかったんですが、一人一人に合うサイズに採寸をし直してもらいました。特に丈の長さは、大きなハンドルを回したり清掃をすると背中が出てしまうと格好がよくないので当初の予定よりも20cmほど長くしてもらいました。また、帽子も無線連絡をやりとりするのにマイクレシーバーを取り付けるのですが、その位置も人によって違うためすべてオーダーメイドで対応していただきました。

帽子にもバス乗務員ならではのこだわりが。マイクレシーバーのちょっとした位置調整も重要です。ひとつひとつの調整を行ないました。

コーポレートカラーのブルーのパイプライン。
擦れても丈夫な素材に変更しました。

粘り強くわがままに応えてくれる会社に
とても感謝しています

こうして幾多のトラブルを乗り越えて完成したのがこの制服です。細かい修正点などまだまだ改良する箇所がありますが、イメージワークさんはそれにも文句なく付き合ってくれています。ここまでのわがままに応えてくれる会社は他にないのでとても感謝しています。これからもよりよい制服を作っていくため、ご協力を宜しくお願いします。

出発前の点検を行う女性乗務員。バス乗務員の仕事は想像以上にハード。
ユニフォームはハードな動きに耐えうる丈夫さが要求され、且つ動きやすく使いやすいことが望まれます。

JR北海道バス女性乗務員誕生10周年を期に
納得のいく制服づくりを企画

10年前にジェイ・アール北海道バスでは、会社初となる女性乗務員が誕生しました。その時から制服をリニューアルするまで女性乗務員は、一昔前のおじさんが着ていたダブルのスーツのようなデザインの制服を着用していました(笑)。
その制服はデザインの古さもさることながら、長時間運転する乗務員にとっては動きにくいものでした。そこで女性乗務員誕生10周年を期に、会社に新しい制服デザインの要望書を提出したのがリニューアルの経緯です。

当時の要望書。内容やイメージを細かく記入しています。

女性乗務員らしさと動きやすさを
目指すため、調べは入念に

制服は一度リニューアルすると、また次に新しくなるまでに時間がかかります。なので妥協はしたくありませんでした。そこで、女性乗務員が中心となりデザイン素案をまとめていきました。同僚からのヒアリングや他業種の制服などを自分たちなりに調査し、イメージのラフスケッチを描いて理想の制服を作り上げていきました。 また機能面でも動きやすくするために背中にタックを入れたり収納を多くするなど工夫を凝らしつつ女性らしさを取り入れたデザインに。そして帽子は警察官や自衛官を参考にしながら、被りやすさと信頼感のあるデザインを目指しました。

ハンドルの取り回しを動きやすくするため、背中に大きく開くタックを取り入れています。

1日の大半を過ごす制服だからこそ
妥協は許したくありませんでした

イメージワークさんと打ち合わせや採寸を重ね、いよいよ完成!のはずでしたが、実際に袖を通してみると丈が短かったり、肩幅が窮屈だったりと着る人によってサイズがまちまちだったんです。仕事の大半を制服で過ごす乗務員にとってこれは致命的。イメージワークさんには申し訳なかったんですが、一人一人に合うサイズに採寸をし直してもらいました。特に丈の長さは、大きなハンドルを回したり清掃をすると背中が出てしまうと格好がよくないので当初の予定よりも20cmほど長くしてもらいました。また、帽子も無線連絡をやりとりするのにマイクレシーバーを取り付けるのですが、その位置も人によって違うためすべてオーダーメイドで対応していただきました。

帽子にもバス乗務員ならではのこだわりが。マイクレシーバーのちょっとした位置調整も重要です。ひとつひとつの調整を行ないました。

粘り強くわがままに応えてくれる会社に
とても感謝しています

こうして幾多のトラブルを乗り越えて完成したのがこの制服です。細かい修正点などまだまだ改良する箇所がありますが、イメージワークさんはそれにも文句なく付き合ってくれています。ここまでのわがままに応えてくれる会社は他にないのでとても感謝しています。これからもよりよい制服を作っていくため、ご協力を宜しくお願いします。

コーポレートカラーのブルーのパイプライン。
擦れても丈夫な素材に変更しました。

出発前の点検を行う女性乗務員。バス乗務員の仕事は想像以上にハード。
ユニフォームはハードな動きに耐えうる丈夫さが要求され、且つ動きやすく使いやすいことが望まれます。

ジェイ・アール北海道バス株式会社

札幌をはじめ、北海道の公共交通機関として、安全で快適なサービスとお客様に信頼され地域の発展に貢献する ジェイ・アール北海道バス。 路線バスのほかにも観光や貸切バス、ツアーの企画まで、お客様の幅広いニーズに対応しています。

● 撮影ご協力:ジェイ・アール北海道バス 札幌営業所
所在地: 札幌市中央区北4条東5丁目1番地1
電 話: 011-241-3771

記事の内容は取材当時のものです。